「起業したいけど、失敗したら怖い」
そんな不安を抱える人は本当に多いものです。
特に40代・50代になってからのセカンドキャリア起業では、
「家族もいるし、安定した収入を手放すのは怖い」
「今さらチャレンジしても遅いのでは?」
そんな声をよく耳にします。
しかし、起業は“全てを賭ける博打”ではありません。
むしろ、リスクを抑えて小さく始めることこそが成功への近道です。
今回は、私・川元伸一が29年間の経営経験から学んだ
「リスクを抑えながら始める“小さな起業”のポイント」をお伝えします。
■ 起業の「リスク」を正しく理解する
多くの人が「起業=危険」と考えてしまう理由は、
“誤った起業イメージ”を持っているからです。
例えば、
・会社を辞めてすぐに独立する
・借金してお店を出す
・従業員を雇う
・広告に多額の費用をかける
これらを「起業のスタート」と思い込んでしまう人が多いのですが、
実はこれは“昭和型”の起業スタイル。
令和の時代に必要なのは、もっと柔軟でリスクの低い始め方です。
今は、インターネットとスマホさえあれば、
個人がサービスを提供できる時代。
SNSで発信し、Zoomで相談、Canvaで資料を作成──
すべて無料で始めることができます。
つまり、初期費用をかけなくても「起業」はできるのです。
■ スモールスタートという考え方
起業で最も重要なキーワードが「スモールスタート」。
これは、小さく試して、反応を見ながら育てるという考え方です。
たとえば──
・週末だけオンラインでレッスンをしてみる
・SNSで自分の知識を発信する
・試しに友人へサービスを提供してみる
こうした小さな挑戦が、やがてビジネスの種になります。
多くの人は、
「完璧に準備ができたら始めよう」と思って動けなくなります。
でも現実は、動きながら整えていくほうがはるかに早く、確実です。
「小さく始める=失敗しても痛くない」
だからこそ、リスクを恐れずに動けるのです。
■ 固定費をかけない工夫
起業の失敗原因の多くは、「お金が続かない」ことです。
特に、毎月かかる固定費(家賃・人件費・広告費など)は、
ビジネスが軌道に乗る前に経営を圧迫します。
ですから、最初は“固定費ゼロ”を意識しましょう。
- オフィスは借りない(自宅・カフェ・オンライン活用)
- 広告を出さずにSNSで集客
- 外注せず、自分でできる範囲で試す
- 無料ツール(Zoom、Canva、ChatGPTなど)を活用
こうした工夫を積み重ねることで、
出費を最小限にしながら「試す」ことができます。
■ リスクを抑える最大の方法は「検証」
起業初期でやってはいけないのが、
「思いついたビジネスを、いきなり全力で形にする」ことです。
どんなに良いアイデアでも、
お客様が“欲しい”と思っていなければ意味がありません。
だからこそ、まずは小さく「検証」する。
この姿勢が、結果的にリスクを下げます。
たとえば、SNS投稿に反応があるか?
無料相談に人が集まるか?
アンケートで興味を示す人がいるか?
これらの反応を見ながら、少しずつ形を整えていく。
そうすれば、お客様の声を基に“確実に売れる商品”を作ることができます。
■ ライフスタイルから逆算して考える
そしてもう一つ大事なのが、
「どんな働き方をしたいか」から逆算して起業を設計することです。
起業の目的は、お金を稼ぐことではなく、
理想の生き方を実現すること。
・家族との時間を増やしたい
・好きな場所で働きたい
・自分の経験を人の役に立てたい
この“軸”があると、途中でブレず、行動が一貫します。
私自身も、20代の頃オーストラリアで学んだのは
「何をしたいか」より「どう生きたいか」が大事だということでした。
だからこそ、今も自分のペースで、
人の役に立てる働き方を続けられています。
■ 「小さく始める人」ほど成功が早い
不思議なことに、起業は“慎重な人”ほど長く続きます。
派手にスタートした人ほど、燃え尽きるのも早いのです。
小さく始めると、失敗しても立ち直れる。
続けるうちに自信と実績がつき、
いつの間にか「本業」になっていきます。
焦らず、自分のペースで「小さな一歩」を積み重ねていく。
それが、大人のセカンドキャリア起業における最大の成功法です。
■ まとめ|リスクを抑える起業の3原則
最後に、今日のポイントを整理しましょう。
1️⃣ 固定費をかけない
2️⃣ 小さく試して反応を見る
3️⃣ 理想のライフスタイルから逆算する
この3つを意識するだけで、
起業のハードルは一気に下がります。
「いつかは…」と思っていた夢を、
“今日から”動かしてみませんか?
あなたの最初の一歩が、
未来の人生を大きく変えていくはずです。
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